布団のダニを除去する方法を5つ紹介します。効果的でない方法(布団の場合は特に)も1つご紹介。
掃除機をかける
布団の表面にあるダニのフンや死骸を取り除くことができる掃除機。チリダニのエサになる人のフケや髪の毛、ホコリなども除去できるので、ダニの繁殖もある程度抑えることができます。ただし、生きているダニはかぎ爪と吸盤のような器官があって布団にしがみつくことができ、奥の方に隠れていることも多いので掃除機での駆除は難しいです。
また、掃除機をかけるときはゆっくりと時間をたっぷり使うようにしましょう。かける頻度は多ければ多いほどいいですが、最低でも週1くらいのペースでかけたいところです。
普段使っている掃除機を布団に使うのは抵抗があるという人は布団用の掃除機を使うといいでしょう。
ちなみに、ダニは布団以外のところにもいるので、家全体を掃除してダニのエサを減らすということも除去につながります。
布団を丸洗いする
布団にたまったダニやフン、死骸、人のフケや汗は全て水溶性の汚れです。そのため、丸洗いすることで効率よく除去することができます。
ほとんどなくなった汚れも半年後には蓄積してしまうため、半年~1年に1回はふとんを丸洗いするようにしましょう。
布団を干す
天日干しすることで布団内部の湿気を除去し、ダニが好む多湿な状況をなくすことができます。丸洗いしてから干すというのがベストですが、布団をそのまま干すだけでも効果あり。
ただし、ダニを死滅させようとする場合は一工夫が必要です。ダニを死滅させるためには60℃の熱を当てるかか50℃以上の熱を30分以上当て続ける必要があり、天日干ししただけではその温度には達しません。
黒い不織布の袋などに布団を入れて干すことで温度を上げ、ダニを退治するといいでしょう。また、温度が上がってくるとダニは布団の内部へと逃げるため、途中で布団を裏返すようにしてください。
ダニが死滅した後も死骸やフンが残るので、干した後は掃除機でそれらを除去しましょう。
布団乾燥機を使う
布団乾燥機を使えば、干さなくても乾燥させることができます。干すのは大変ですし、裏返す手間も省けて一石二鳥です。
また、ダニ退治モードのある布団乾燥機なら60℃まで温度を上げてくれてダニを死滅させることも可能。
そして、使用後は掃除機で死骸やフンを除去してください。
ダニ捕りシートやスプレーを使う
ダニ捕りシートやダニが嫌うスプレーを使うのもありです。天然成分を使った製品も多く、布団を洗ったり干したりするのはできないけど、ダニはなんとかしたいという人におすすめの除去方法。
ただし、ダニが増えすぎている場合はこれらで解決しにくく、丸洗いや布団乾燥機での除去が必要です。
あまり効果がない方法:除湿機を使う
湿度を60%未満にすることでダニの繁殖を防ぐことができます。でも、寝汗で湿った状態になりやすい布団の場合、除湿機を使ってもダニの繁殖を防ぎにくいです。
除湿機を使うのはカーペットやソファーなどには効果的な方法ですが、布団の場合は効果がほとんどありません。寝ていないときに除湿機で湿度を下げることでダニの繁殖を少し防げるといった程度です。
それでは続いて、ダニ退治が簡単なのかどうかについてお伝えします。